同じ八幡浜港から九州へ渡る航路は二つありますが、別府へ向かうのは宇和島運輸フェリーだけです。所要時間は2時間50分、1日6往復が曜日を問わず続きます。深夜0時20分と23時50分の便は、到着後も朝5時30分まで船内で休めるのがこの航路ならではの使い方です。
終了日の定めがない現行ダイヤ(2020年2月1日実施分)。2026年10月・11月の配船表でも別府航路の休航・ドックはなし(2026年9月29日確認) 宇和島運輸フェリー 航路・時刻 · 2026-09-29
八幡浜港から九州へ渡るなら、行き先は臼杵か別府の二択です。臼杵航路には宇和島運輸と九四オレンジフェリーの2社が入っていますが、別府航路は宇和島運輸フェリーの単独運航です。所要時間は臼杵行きの2時間25分に対し別府行きは2時間50分と長く、着くのは別府市内の港で、湯布院や九州北部へ向かう起点になります。
便数でも両者は違います。臼杵航路は2027年3月まで土曜・日曜・月曜に運休する便がありますが、別府航路は八幡浜発・別府発とも毎日6便で、10月と11月の配船表にもドックによる休航は入っていません。四国の西端から大分や湯布院、九州北部へ車で向かうなら、曜日を気にせず組めるのがこの航路です。
10月1日には燃料油価格変動調整金の額が引き上げられ、大人2等は5,300円、5m未満の乗用車は運転者込みで18,400円になります。表に載せたのは10〜12月の支払額で、1月以降は改めて発表されます。
表の金額は、基本運賃に燃料油価格変動調整金を足した支払額です。10月1日から調整金は第13段階になり、大人1人あたり1,300円、6m未満の車は2,600円が上乗せされます。9月30日までの大人2等は4,900円なので、同じ席で400円の値上がりです。
車の運賃には運転者1名分の2等運賃が入っています。同乗者は人数分の旅客運賃が別に必要で、二輪車は運転者の旅客運賃も別払いです。調整金は往復割引などの割引対象になりません。
| 大人 2等 | 5,300 円 |
| 大人 1等 | 8,500 円 |
| 大人 特等 | 12,300 円 |
| 小人(小学生) 2等 | 2,650 円 |
| 3m未満 | 12,700 円 |
| 4m未満(軽自動車など) | 15,600 円 |
| 5m未満 | 18,400 円 |
| 6m未満 | 21,500 円 |
| 自転車(調整金なし) | 1,800 円 |
| 125cc未満 | 4,500 円 |
| 750cc未満 | 6,000 円 |
| 750cc以上 | 7,300 円 |
| 大人2等 基本運賃 | 4,000 円 |
| 大人 調整金(10〜12月) | 1,300 円 |
| 乗用車5m未満 基本運賃 | 15,800 円 |
| 6m未満の車 調整金(10〜12月) | 2,600 円 |
2026年10月1日〜12月31日の運賃(燃料油価格変動調整金 第13段階、2026年9月29日確認) 宇和島運輸フェリー 運賃 · 2026-09-29
運航会社が示す航路の距離は89kmで、同じ八幡浜港から出る臼杵行きの67kmより長い区間を走ります。地図の2点は、八幡浜港フェリーターミナルと宇和島運輸の別府港乗り場の位置です。別府港の周辺には立ち寄り湯もあり、乗船までの待ち時間に使えると運航会社は紹介しています。
やわたはまこう。宇和島運輸の乗船券売り場と待合があるターミナルで、JR八幡浜駅からはタクシーで約5分、歩くと約30分かかります。駅との間は宇和島自動車と伊予鉄道の市内バスが結んでいます。車なら大洲ICから国道197号経由で約30分。徒歩1分の出島駐車場は30分60円、1日の上限が2,000円です。松山市駅や京都駅と行き来する高速バスもこの港に発着します。
べっぷこう。カーナビには「別府国際観光港」と入れると乗り場の近くに着く、と運航会社は案内しています。別府ICから車で約15分、JR別府駅からはタクシーで約10分です。徒歩1分の別府交通センターからは大分駅行きのバスがあり、約35分。駐車は徒歩3分の別府国際観光港駐車場で、12時間以内500円、以降6時間ごとに200円が加わります。
00:20発と23:50発は到着後も05:30まで船内に残れます。車の人も車を船に置いたまま休めますが、電話予約のときに伝えておく必要があり、休憩の途中で車だけ降りることはできません。GWやお盆などは休憩できない日があります。
運航会社の時刻表には、予約した車両は出航30分前までに乗船手続きを終えるようにと書かれています。間に合わないと乗れない場合があります。
10月と11月の配船表では、別府航路は毎日この2隻が交互に走ります。れいめい丸には特等室やペット同伴用の部屋があり、便ごとの割り当ては配船表に載っています。
ペットは特等・1等・2等の客室に持ち込めず、小型の動物はケージに入れてエントランスのソファー付近か甲板で過ごします。れいめい丸のウィズペットルームは予約制で、料金は1等運賃と同じです。
往路の港で往復券を買うと、帰りの車と旅客が10%引きになります(有効期間1週間)。ただし燃料油価格変動調整金は割引されません。
別府航路を走るのは、2022年6月に就航した「れいめい丸」と2014年就航の「あかつき丸」です。れいめい丸は総トン数2,718トン、旅客定員586名で、乗用車換算160台を積めます。和風の内装で2等客室は畳敷き、特等室にはキングサイズのベッドが置かれ、ペットと一緒に過ごせる部屋も新しく設けられました。
社名に宇和島とありますが、宇和島運輸の本社は八幡浜港の出島にあり、フェリーターミナルと同じ住所です。神戸方面から高速道路で八幡浜まで約4時間、そこから別府へ渡る経路を、会社自身が関西と九州を結ぶ道として紹介しています。
着くのは03:10ですが、そのまま05:30まで船内で休めます。別府23:50発の八幡浜着02:35も同じ扱いです。車の人は電話予約の際に休憩希望を伝え、休憩中は車だけ先に降りることはできません。GWやお盆など休憩できない日もあり、2026年9月には休憩なしの日が個別に告知されました。
行けません。九四オレンジフェリーは八幡浜〜臼杵だけを運航しています。八幡浜から別府港へ直接渡る船は宇和島運輸フェリーのみです。
基本運賃は変わらず、外付けの燃料油価格変動調整金が9月までの第9段階(大人900円)から10〜12月は第13段階(大人1,300円)に上がったためです。車は6m未満で2,600円、6m以上で5,200円が加わります。
入っています。車1台の運賃に、運転する人1名分の2等運賃が含まれる仕組みです。同乗者は1人ずつ旅客運賃が必要で、1等や特等に移るときは差額がかかります。バイクと自転車は運転する人の旅客運賃が別です。
別府航路には冬ダイヤの設定がなく、現行の6往復がそのまま続きます。10月と11月の配船表でも休航はありません。定期検査や天候で配船や時刻が変わることはあるので、年末年始や荒天時は運航情報のページを見てください。
運航会社は、カーナビに「別府国際観光港」と入れると乗り場近くに着くと案内しています。住所は別府市大字南石垣無番地で、別府ICから車で約15分です。
小学生は大人の半額で、10〜12月の2等は調整金込み2,650円です。1歳から小学校入学前の幼児は、2等なら大人1人につき1人まで無料です。団体にはこの無料扱いがありません。