熊本側の長洲港と、島原半島北部の多比良港。有明フェリーはこの2港を約45分で結び、ふだんは朝6時から夜8時まで、毎時ちょうどに両方の港から同時に船が出ます。大人は片道500円、車は運転者1名分を含んだ料金です。
通常ダイヤは2027年3月31日まで(12月29日〜1月3日は増便ダイヤ)。2026年10月2日確認 有明フェリー 航路・時刻表 · 2026-10-02
長崎県と熊本県が共同でつくった一部事務組合が、1958年4月に1隻、1日6往復で始めた航路です。その後、船を増やして1971年には4隻で1日24往復まで便数を伸ばし、1964年には東京オリンピックの聖火も有明丸で有明海を渡りました。運営しているのはいまも同じ有明海自動車航送船組合で、2025年8月には開業以来の乗船客が8,000万人に達したと発表しています。
いまの時刻表は覚えやすく、通常ダイヤでは長洲港と多比良港の両方から、6時から20時まで毎正時に1便ずつ、片道15便が出ます。曜日による違いも冬ダイヤもなく、この形が2027年3月31日まで続くと組合は発表しています。例外は年末年始で、12月29日から1月3日までは便を増やした別の時刻表に切り替わります。
熊本市の西側からは、熊本港と島原外港を結ぶ熊本フェリー・九商フェリーの2社の船も出ていて、こちらは島原市の港に着きます。有明フェリーは玉名郡長洲町から雲仙市国見町へ渡る北寄りのルートです。湾を回る陸路の代わりに車ごと渡る点では、三重県と愛知県のあいだの鳥羽〜伊良湖の伊勢湾フェリーとよく似た使われ方の航路で、組合は福岡方面からなら南関IC、熊本方面からなら菊水ICで降りる道順を案内しています。
有明フェリーの料金は月ごとの燃料調整で動く仕組みになっておらず、窓口で払うのは表のとおりの額です。
車両の料金はドライバー1人の乗船料込みです。一緒に乗る家族や友人の分は1人ずつ加算され、予約は不要で、乗船当日に港の切符売り場(ドライブスルー式)で人数を伝えます。
| 大人(中学生以上) | 500 円 |
| 小人(小学生) | 250 円 |
| 団体15名以上 大人(1人) | 450 円 |
| 3m未満 | 1,800 円 |
| 4m未満 | 2,500 円 |
| 5m未満 | 2,900 円 |
| 6m未満 | 3,300 円 |
| 7m未満 | 4,000 円 |
| 8m未満 | 5,000 円 |
現行運賃(車両運賃は2023年4月1日改定。燃料油価格変動調整金の記載はなく、2026年10月も同額。2026年10月2日確認) 有明フェリー 運賃・割引 · 2026-10-02
地図の東の点が熊本県長洲町の長洲港、西の点が雲仙岳のふもとにある長崎県雲仙市の多比良港です。航路は有明海の北寄りを東西に渡り、組合によると秋から春にはカモメが船を追い、風のない日には港の入口付近でスナメリが見られることもあります。
ながすこう。最寄りのJR鹿児島本線長洲駅からは約2.3kmあり、歩くと30分ほどかかります。組合は早朝の長洲港発と夕方のJR長洲駅発に、予約制の乗合タクシーを走らせていて、申し込み先はながすタクシー(0968-78-0011)です。車の場合、組合の案内ではグリーンランドから約16分、熊本城から約55分です。長洲港ターミナルにはエレベーターがあり、車いすのまま客室へ上がれます。
たいらこう。島原鉄道の多比良駅から約700m、歩いて9分ほどで、多比良港バス停はターミナルの140mほど手前です。バスは愛野・諫早方面と島原方面の路線が通っています。車の場合、組合の案内では島原城から約22分、雲仙温泉から約36分。こちらのターミナルはエレベーターではなくスロープで客室に上がる造りです。
乗船日の1か月前から前日まで、電話か乗用車専用のネット予約で受け付けます(ネットは前日20時まで)。当日、始発の6時便、GW・お盆・シルバーウイーク・年末年始は予約できず、先着順です。バイクと自転車は予約を受けていません。
予約済みの車は、出航の20分前までに港の駐車場入口にある車両の切符売り場で、予約番号か申込時の名前を告げます。遅れると取り消し扱いになることがあります。乗船開始は出航10分前です。
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済は使えません。歩いて乗る人はターミナル2階の自動券売機か船内の売店で乗船券を買います。
歩いて乗る場合は出航1分前で締め切りです。車は時間間際でも空きがあれば乗れますが、混む時期は余裕を持って港に着くよう案内されています。
車両甲板の高さは1階が3.8m、2階が2mです。車高が2mを超える乗用車の予約は電話で受け付けます。車高の低い車は、潮の高さ次第で乗せてもらえないことがあります。
客室には入れられません。小型のペットは専用ケージに入れれば客室外の遊歩デッキまで連れて行けますが、車の中や車両甲板に一緒に残ることはできません。
いま走っているのは「有明きぼう」(696トン、2014年就航)、「有明みらい」(698トン、2012年就航)、「サンライズ」(870トン、1994年就航)の3隻です。定員はきぼうとみらいが450名、サンライズが486名で、乗用車はおよそ67〜75台を積めます。きぼうとみらいには身障者用エレベーターがありますが、サンライズにはありません。
長崎・熊本両県の組合という成り立ちのため、組合の本部は長崎県側の多比良港にあり、長洲港には営業所があります。多比良港の新ターミナルは1994年、長洲港の新ターミナルは1996年に開業しました。
通常ダイヤでは同じです。両港とも6:00から20:00まで毎正時に出航し、海の上ですれ違います。12月29日から1月3日までの増便ダイヤだけは港ごとに時刻が違います。
有明フェリーは燃料油価格変動調整金という仕組みを運賃表に載せておらず、大人500円、5m未満の車2,900円といった表の金額で乗れます。車両の金額は令和5年(2023年)4月1日の改定で決まったものです。
できません。6時の始発便には時間指定の予約枠がなく、来た車から順に乗せます(学校の部活動割引の受付を除く)。混む時期は早めに港へ着くようにしてください。
必要ありません。予約するのは車だけで、当日、駐車場入口の車両きっぷ売り場で同乗者の人数を伝えて、その場で旅客運賃を払います。
約2.3kmで、徒歩30分ほどです。早朝の長洲港発と夕方のJR長洲駅発には予約制の乗合タクシーがあり、ながすタクシー(0968-78-0011)が受け付けています。
多比良駅から島原鉄道で島原方面へ行けるほか、多比良港バス停から島原駅前や諫早方面のバスが出ています。車なら組合の案内で島原城まで約22分、雲仙温泉まで約36分です。
使えません。運賃の支払いは現金のみで、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済はどれも取り扱っていません。