9月の連休の混雑が過ぎると、笠岡諸島の船は平常の顔に戻ります。ただ、年末年始には自転車や原付の持ち込みを断られることがあり、フェリーの金風呂丸は毎年年始の特別ダイヤを出します。これから冬にかけて島へ渡るなら、まず自分が乗る船が笠岡港の二つの乗り場のどちらから出るのかを確かめてください。
三洋汽船は令和5年4月1日一部変更の現行ダイヤ、大福丸は2023年12月31日から、金風呂丸は2019年4月1日改正の時刻(いずれも終了日の定めなし、2026年9月29日確認)。年末年始は別ダイヤになる場合あり 三洋汽船 笠岡〜佐柳本浦 時刻表 · 2026-09-29
季節で動くものから先に押さえておきます。三洋汽船は9月19日から23日の連休に乗船制限の告知を出していましたが、10月以降は平常の運航です。一方で、年末年始は自転車や原付の持ち込みを断られることがあり、フェリーの金風呂丸は例年この時期に特別ダイヤを発表します。2020年の笠岡市の案内には「10月〜2月は白石島に寄らない」とされたフェリーの便がありましたが、今の各社の時刻表にその注記はありません。
そのうえで、港の選び方です。人だけで渡るなら住吉港から三洋汽船の旅客船に乗り、高島・白石島・北木島・真鍋島へ行けます。車を持って行けるのは伏越港から出るフェリーだけで、行き先は白石島と北木島に限られます。真鍋島へ行くなら旅客船一択で、住吉港から高速船で44分、普通船なら1時間余りかかります。
旅客船は住吉港から1日8便、そのうち07:25・09:10・16:30の3便が高速船です。フェリーは大福丸が5便、金風呂丸が4便を交互に出し、合わせて伏越港から1日9便になります。
旅客船は普通船と高速船で運賃表が別です。笠岡から真鍋島までなら普通船1,040円、高速船1,790円。早朝05:55発と夜18:55発の直行便は、速く着いても普通船の1,040円です。子どもは3社とも大人の半額です。
フェリーは2社で運賃が少しずつ違い、笠岡から白石島・北木島の大人は大福丸520円、金風呂丸550円。車の運賃には運転者の分が入っています。旅客船に自転車や原付を載せるときは特殊手荷物の料金が別にかかり、「ニューかさおか」には原付を載せられません。
| 高島 | 530 円 |
| 白石島 | 670 円 |
| 北木島 | 800 円 |
| 真鍋島 | 1,040 円 |
| 佐柳島(土曜のみ) | 1,200 円 |
| 白石島 | 1,170 円 |
| 北木島 | 1,430 円 |
| 真鍋島 | 1,790 円 |
| 大福丸 笠岡〜白石島・北木島 | 520 円 |
| 大福丸 白石島〜北木島 | 200 円 |
| 金風呂丸 笠岡〜白石島・北木島 | 550 円 |
| 金風呂丸 白石島〜北木島 | 240 円 |
| 大福丸 4m未満 | 2,400 円 |
| 大福丸 5m未満 | 3,000 円 |
| 金風呂丸 4m未満 | 2,450 円 |
| 金風呂丸 5m未満 | 3,060 円 |
各社の運賃表(2026年9月29日確認)。燃料油価格変動調整金の記載はなし 三洋汽船 笠岡〜佐柳本浦 運賃表 · 2026-09-29
旅客船は住吉港を出て神島外浦、高島、白石島、北木島の楠と大浦、真鍋島の岩坪と本浦の順に島をつなぎ、便によっていくつかの港を通過します。フェリーは伏越港から白石島と北木島の豊浦・金風呂だけを結びます。地図の2点は住吉港と真鍋島本浦港です。
すみよしこう。三洋汽船の旅客船はすべてここから出ます。笠岡諸島交流センター「みなとこばなし」の1階が券売所と待合所で、券売機で切符を買って改札を通ります。JR笠岡駅から歩いて約5分、山陽自動車道の笠岡ICからは車で約20分で、近くに笠岡市の観光駐車場があります。
車で島へ渡るフェリーは、ここではなく南東にある伏越港(ふしごえこう)から出ます。伏越港には切符売り場がなく、運賃は乗ってから船内で払います。
まなべしま ほんうらこう。真鍋島には岩坪港と本浦港の二つの港があり、普通船の多くは岩坪に寄ってから本浦に着きます。高速船と早朝・夜の直行便は本浦だけに寄ります。土曜日だけ、この本浦港と香川県の佐柳島本浦港を結ぶ便が1往復あります。真鍋島へはフェリーが通っておらず、車は持ち込めません。
三洋汽船は、夏季・年末年始・ゴールデンウィークなどの混雑期に、旅客船への自転車や原付の持ち込みを断る場合があるとしています。この時期に自転車で島を回るなら、フェリーで白石島か北木島へ渡る方法も考えてください。
瀬戸内中央観光汽船は、例年12月下旬に年末年始の運航時刻を告知しています。2026年から2027年にかけての分はまだ出ていません。
北木島では、旅客船が楠と大浦、フェリーが豊浦と金風呂に着きます。笠岡市の案内では港の間を歩くと最大で1時間半ほどかかるので、帰りの船の港を先に決めておきます。
大福丸は2026年6月にも台風の影響で途中から欠航しました。各社とも天候による欠航があり、住吉乗場(0865-62-2866)などで当日の運航を確かめられます。
伏越港には切符売り場がなく、フェリーの運賃は乗船後に船内で払います。旅客船は住吉港の券売機で買えるほか、船内での支払いもできます。
北木島は港が四つある島です。旅客船は大浦と楠に、フェリーは豊浦と金風呂に着きます。真鍋島も岩坪と本浦の二つの港があり、どちらで降りるかで歩く距離が変わります。笠岡市はこれらの島々を日本遺産「石の島」として紹介しています。
土曜日には、三洋汽船の便が真鍋島本浦と香川県の佐柳島本浦を1往復で結びます。佐柳島には多度津港からたどつ汽船の船が通っていて、土曜日なら、岡山県側から香川県側へ島伝いに抜ける旅程が組めます。とはいえ、多度津側の到着と笠岡側の出発には数分のずれがあり、乗り継ぐ前に両社へ問い合わせておくと安心です。
車が乗れるフェリーは伏越港発で、北木島の豊浦港か金風呂港に着きます。住吉港から出るのは三洋汽船の旅客船(普通船・高速船)で、北木島の大浦港か楠港に着きます。港が違うので、帰りの船の港まで確認してから乗ってください。
持って行けません。笠岡港から車を運ぶフェリーは白石島と北木島にしか行かず、真鍋島へは住吉港からの旅客船だけです。自転車と原付は特殊手荷物として旅客船に載せられますが、「ニューかさおか」は原付不可です。
2020年3月の笠岡市のアクセスガイドには、金風呂丸の夕方の便に「10月〜2月は寄港しません」という印がありました。現在の瀬戸内中央観光汽船の時刻表(2024年10月作成のPDFを含む)と笠岡市・笠岡市観光協会の時刻表には、この注記はありません。気になる場合は金風呂丸(0865-62-2856)に問い合わせてください。
住吉港07:25発の高速船は真鍋島本浦に08:09着、08:10発の普通船は09:14着です。運賃は高速船1,790円、普通船1,040円。早朝05:55発の直行便は06:30に着き、運賃は普通船と同じ1,040円です。
別会社なので運賃も別です。大人片道は大福丸520円、金風呂丸550円で、どちらも伏越港に切符売り場はなく船内で払います。
三洋汽船によると、神島港の周辺には会社の駐車場も公共の駐車場もありません。笠岡港を出た時点や神島で定員に達すると、神島からは乗れないことがあります。
三洋汽船の時刻表では、土曜のみ真鍋島本浦14:30発が佐柳島本浦に14:50に着き、佐柳島本浦14:50発が真鍋島本浦に15:10に着きます。笠岡から佐柳島までの普通船運賃は1,200円です。