静岡市清水区の清水港と、伊豆半島西海岸の伊豆市土肥港。駿河湾をまっすぐ横切るこの90分の航路は、海の上を通る県道223号でもあります。2025年4月18日に清水側の乗り場がJR清水駅のすぐそばへ移り、電車からの乗り継ぎが近くなりました。
運航団体が掲げる毎日の時刻(期間の定めなし、運休日は下記。2026年10月9日確認) 駿河湾フェリー 時刻・運航状況 · 2026-10-09
運航団体の説明によると、江戸時代、土肥金山で掘られた金は、家康のいた駿府へ今のフェリーとほとんど同じ海の道で運ばれていました。この「黄金海道」にちなんで、いま就航している船「富士」の船体は金色に塗られ、船首には葵の御紋の旗が掲げられています。2013年には、海の上を走る県道として「清水港土肥線」の名で県道223号に指定され、番号の223は「ふじさん」と読ませています。
2019年からは、静岡県と、静岡市・伊豆半島西南部の6市町が設立した一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーが運航しています。清水港の乗り場は2025年4月18日に島崎町へ移り、JR清水駅から歩いて行けるようになりました。
時刻表は1日3往復で、清水港を07:40、11:20、14:40に出て、90分後に土肥港に着きます。大人の片道は3,000円で、小学生以下は無料です。三浦半島と房総を結ぶ東京湾フェリーや、伊勢湾の口を渡る鳥羽〜伊良湖フェリーと同じく、車ごと湾を渡って半島をめぐる旅に使われています。
往復券はありません。帰りの切符を買うときに行きの半券を見せると、帰りが1割引になります(行きの日を含めて5日間)。小学生と未就学児は無料で、大人だけが旅客運賃を払います。
6m未満の車は乗用車も軽自動車も同じ5,000円で、運転する1名分が含まれます。バイクや自転車は車両の運賃に、乗る人の旅客運賃3,000円が加わります。
| 大人(中学生以上) | 3,000 円 |
| 大人 復路割引 | 2,700 円 |
| 小人(小学生) | 無料 |
| ペット(犬・猫) | 1,000 円 |
| 6m未満(乗用車・軽、運転者1名込み) | 5,000 円 |
| 6m未満 復路割引 | 4,500 円 |
| 6m以上8m未満(マイクロバス等) | 9,100 円 |
| 二輪車・原動機付自転車(旅客運賃は別) | 1,000 円 |
| 自転車(旅客運賃は別) | 500 円 |
| 特別室(オーシャンルーム)大人 | 1,000 円 |
| 特別室 小人 | 500 円 |
| 貸切特別室(定員8名) | 12,000 円 |
運航団体の運賃表(燃料の調整金なし、2026年10月9日確認) 駿河湾フェリー 時刻・運賃・割引 · 2026-10-09
北の点が清水港の乗り場、南東の点が伊豆市の土肥港です。船は駿河湾を横切り、晴れていれば船上から富士山を海岸線から頂上まで見渡せると運航団体は紹介しています。欠航するかどうかは波の高さで判断し、雨の強さは運航に影響しません。
しみずこう。2025年4月18日からの乗り場です。JR清水駅の改札を出てペデストリアンデッキを進むと、「清水魚市場 河岸の市」のいちば館にある清水券売所に入れます。車やバイクで来る場合は、カーナビに「静岡市清水区島崎町149」を入れるよう運航団体が案内していて、正面のタンクに向かって進むと右手に看板が見えます。近くの駐車場は清水駅東口駐車場(島崎町219番地)です。
といこう。東海バスのダイヤ改正があった2026年10月1日から、路線バスはターミナルの中まで入らなくなりました。国道136号沿いの「土肥港」バス停で降り、窓口まで歩きます。車なら宇久須温泉から約15分、堂ヶ島温泉から約30分、修善寺温泉から約45分、下田から約80分。近くに伊豆市土肥港駐車場(土肥2920-23)があります。
乗用車・バイク・自転車はインターネットで予約でき、受付は1か月前に始まり前日17:00に締め切られます。予約なしでも空きがあれば先着順で乗れ、歩いて乗る人はそもそも予約がいりません。
自転車から先に乗せるため、出航45分前までに乗り場で手続きを済ませ、30分前には自転車のそばで待ちます。折りたたみ自転車を輪行バッグに入れれば運賃はかからず、バッグは各乗り場で1枚300円で借りられます。
2027年1月12日から29日までは全便運休です。この期間に伊豆と静岡を行き来するなら、陸路で回る計画を立ててください。
東海バスは土肥港フェリーターミナルの構内に入らなくなり、国道136号の「土肥港」バス停から窓口まで歩くことになります。運航団体は、出航時刻より余裕をもって着くよう呼びかけています。
燃料電池自動車は、船内の設備では安全を十分に確保できないとして、現在は積載を断っています。
船の「富士」は全長83.00m、総トン数約1,554トンで、定期便では最大414名が乗れます。車は乗用車54台とバイク8台、自転車10台を同時に積むことができ、大型バスなら12台です。客室はすべて二等で、2階に別料金の特別室(オーシャンルーム)、3階に8名までの貸切特別室があります。
一般客室の左右のデッキの一部はペットコーナーになっていて、犬を歩かせたり、富士山を背に写真を撮ったりできます。同じ静岡県で島へ渡るなら、熱海港から30分の熱海〜初島航路もあります。
2025年4月18日から、静岡市清水区島崎町149番地の清水港乗船場です。JR清水駅からペデストリアンデッキでつながる「河岸の市 いちば館」に券売所があります。
窓口では片道券だけを売っています。帰りの切符を買うときに行きの半券を見せると1割引(大人2,700円、6m未満の車4,500円)になり、行きの日を含めて5日間有効です。
小学生と未就学児は無料です。車で家族4人なら、車5,000円(運転者込み)に同乗する大人1名の3,000円が加わり、子ども2人の分はかかりません。
静岡県の2025年5月の案内には、毎週水曜は土肥港発の第3便が運休すると書かれていました。いまの運航団体の時刻表には水曜の記載がないので、水曜に乗る場合は当日の運航状況で確かめてください。
元日は両港の第1便が運休し、1月12日から29日までは貸切運航とドック点検のため全便運休です。10月9日の時点では、1月のほかの日の運休は告知されていません。
運賃表には、燃料価格に応じて上下する加算の項目がありません。窓口でも表の額のまま払います。
現金に加えて、クレジットカード、PayPayなどのコード決済、交通系ICカード、QUICPayに対応しています。分割払いはできません。